選択的シングルマザー(SMC)として、精子提供を利用して子どもを持つことを決意したとき、
私が結構時間をかけて準備したのが「契約書」でした。
「信頼している人だから大丈夫」 そう思いたい気持ちもありましたが、
これから生まれてくる子どもの人生、
そして自分自身の生活を守るためには、
口約束だけではあまりにも無防備だと感じたからです。
人ってどんなことで豹変するかわかりませんからね…
今回は、私が実際に作成した契約書の重要性と、
「どのようなリスクを想定して項目を洗い出したのか」について、その視点を共有します。
なぜ、あえて「書面」を残すのか?
契約書を作る理由は、単なるトラブル防止だけではありません。
- 覚悟の言語化: 「一人で育てる」という私の決意を、相手に明確に伝えるため。
- 相手への誠意: 提供者側に「将来的に責任を問わない」という安心感を持ってもらい、対等な関係を築くため。
- 心の安定: 育児で余裕がなくなった時、この書面が「自分を守る盾」になってくれるからです。
契約書で検討すべき「5つの重要リスク」
具体的な内容は関係性によって変わりますが、
私が作成する際に「ここだけは絶対に曖昧にしてはいけない」と考えたのは、
主に以下の5つのカテゴリーです。
① 親子関係と親権の所在
万が一、相手が後から「自分の子だ」と主張したり、
教育方針に口出ししたくなったりするリスク。
これをどう法的に、かつ心理的にブロックするか。
② 金銭的トラブルの完全排除
「認知」や「養育費」という法律上の権利と、
親同士の「請求しない」という合意。
この矛盾をどう折り合いをつけ、相手を安心させるか。
③ 接触とプライバシーの境界線
「会わせる・会わせない」のルールだけでなく、
SNSへの投稿や第三者への口外など、
現代ならではのプライバシーをどう守るか。
④ 将来の予測不能な事態への備え
もし私や相手が亡くなったら?
相続はどうなる?
2人目を考えたときは?
数十年先まで見越した有効期間の設定。
⑤ 保管方法という盲点
「原本をどこに置くか」は非常にデリケートな問題です。
流出を防ぎつつ、効力を維持する私なりの保管ルールを決めました。
契約書の作成、私はこうしました
できることなら弁護士を通したほうが良いかと思いますが、
私は弁護士は頼らず、自分で「何が怖いか」を徹底的に洗い出しました。
ただ、最終的に判を押すのは自分たち。
例えば、「認知しないと書いても、法的な限界がある」といった現実を知った上で、
それでも納得感のある約束事をどう作るかが、SMCとしての最初の大きなハードルでした。
まとめ:後悔しないための準備を
選択的シングルマザーとして歩む道には、正解がありません。
だからこそ、事前にしっかりとした「自分たちのルール」を作っておくことが、
将来の自分と子どもを助けることになります。
私の契約書見せます
真剣に考えるあなたへ
「具体的にどんな言葉で契約書を書いたの?」
「相手にどう切り出して、どう納得してもらったの?」
というより深い実体験の部分については、
現在、私が実際に使用した契約書の全文と、
それぞれの条項に込めた意図・注意点をまとめた有料noteを作成中です。
「弁護士に相談する前に、まずは当事者の生々しい事例を知りたい」
「私も弁護士の相談するほどではないけど、相手と約束事を固めておきたい」
という方は、ぜひそちらを参考にしてみてください。


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